2020年3月から白血病との過酷な治療から復帰した池江璃花子選手。
2021年4月4日に行われた東京五輪の代表選考を兼ねた、日本選手権の100メートルバタフライ決勝において、57秒77で3年ぶりに優勝しました。
そんな、映画のワンシーンのような復活劇を見せてくれた池江璃花子選手。
今回は、そんな池江選手の世界水泳福岡大会でのライバル選手や期待の金メダルについても紹介していこうと思います。
世界水泳福岡で池江璃花子のライバルは?
やはり、池江選手が特に意識するのは、得意の100mバタフライだと思います。
まず、バタフライという種目自体、筋力がものをいう種目です。
そのため、池江選手自身、バタフライが1番元の泳ぎに戻ってくるまでに時間がかかると考えていました。
今回の世界水泳は、当時マークした56秒08にどれだけ追いつけるか、また追い越せるかというものになっていくでしょう。
そんな池江さんのライバルですが、スウェーデンの
サラ・ショーストロム選手
があげられるでしょう。
サラ選手のベストタイムは、2018年に池江選手が100mバタフライでマークしたその年の世界ランキング1位だった56秒08を大きく上回る、55秒48を記録しています。
池江選手は、サラ選手を一番尊敬していて、目標の選手と話しています。
その影響か、2018年秋には池江選手自身がサラ選手の練習拠点のトルコに赴き、合同練習に参加したそう。
サラ選手も、池江選手の闘病に関して、
この2年間すごく大変な時間を過ごしたと思う。彼女が白血病だと知った時は胸が張り裂けそうだった
https://www.chunichi.co.jp/article/295978
と振り返る。
また、2019年に韓国で行われた世界水泳の女子100mバタフライの表彰式では、闘病中の池江選手に向けてのエールを送る感動の一幕がありました。
優勝したマーガレット・マクニール(カナダ)を筆頭に、池江の最強のライバルで2位に入ったサラ・ショーストロム(スウェーデン)、3位のエマ・マキーオン(オーストラリア)が、それぞれ「Rikako」「♡」「NEVER」「GIVE UP」「Ikee」「♡」を書いた手のひらをカメラにかざし、メッセージを送りました。
この写真からもわかる通り、池江選手は、多くの選手から慕われており、特にサラ選手とは、ライバルでありながらよき友達といえるでしょう。
世界水泳福岡で池江璃花子の順位予想!
そんな、池江選手の順位予想をしてみたいと思います。
個人的には
決勝に出てほしい
と考えてます。
今の実力では正直、3位以内は難しいと思います。
まず大前提として、つらい闘病生活を絶えたうえでこの世界水泳に出れること自体が本当に素晴らしいことです。そんな環境の中で、決勝に残れたら次につなげられると思います。
池江選手自身はパリ五輪でメダルを取ることを目標にしているようです。
そのため、今回の大会は無理をして上位を目指すよりは、今の自分の泳ぎが周りとどのくらい違うかを認識することが大切ではないかと思います。
そして、新たな課題を見つけ、パリ五輪に向かって克服し、パリ五輪ではメダルを目指してほしいです。
[まとめ]世界水泳福岡で池江里佳子はライバルに勝てる?
今回は、池江璃花子選手のライバル選手や世界水泳の順位予想などを紹介しました。
今回の福岡で開催される世界選手権は、6年ぶりに出場し、100メートル自由形など個人4種目にエントリーしているそうです。
池江選手自身も今回の大会について
(世界水泳は)すごく楽しみ。(無観客だった)2021年の東京オリンピックが地元開催で、今年の世界水泳も日本開催。多くの日本人の方が応援に来てくれると思うので、かっこいい姿だったり、感動を与えられるような、そういう結果を出していけたらと思います
https://olympics.com/ja/news/swimming-world-champs-2023-fukuoka-team-japan-announced-ikee-narita
と意気込みを語っていました。
この大会が、今後の糧になるようにベストを尽くしてほしいですね。
世界水泳もこれからの活躍にも期待です。
コメント