WBCにて侍ジャパンの第3戦、チェコ共和国との対戦で見事に勝利をおさめた日本代表でしたが、
なんともチェコ代表選手人の男前ぶりが目立つ試合でした。
日本には惨敗となりましたが、最後まで日本を称え、スポーツマンらしいチェコ代表のファンになった人も多いのでは無いでしょうか!?
【WBC】チェコ代表メンバーと職業紹介!
今大会のチェコ代表は、元メジャーリーガー選手が一人と、その他マイナーリーグ経験者が数名、その他の選手は全てアマチュアという布陣になっていることが有名になりました。
プロとして野球をしている選手が少なく、みんな別の仕事をしながら野球をしているのです。
すごくないですか!
その理由については、後述することにして、チェコ代表選手の紹介をしていきます。
※年齢は、2023年3月11日時点のものです。
投手(背番号)
ジェフ・バート(18)
所属球団:トシェビーチ・ニュークリアズ(チェコ)
1989年9月15日生(33歳)
左投げ左打ち
183cm / 86㎏
トマシュ・ドゥフェク(7)
所属球団:イーグルス・プラハ(チェコ)
1989年9月12日生(33歳)
左投げ右打ち
185cm / 82㎏
ルカシュ・フロウフ(60)
所属球団:フロッシ・ブルノ(チェコ)
2000年12月12日生(22歳)
右投げ右打ち
193cm / 97㎏
ダビド・メルガンス(43)
所属球団:ミラノ・ベースボール1946(イタリア)
職業:雑誌編集者
2002年2月27日生(21歳)
右投げ右打ち
185cm / 73㎏
ヤン・ノバク(34)
所属球団:アローズ・オストラヴァ(チェコ)
1994年1月19日(29歳)
188cm / 87㎏
オンジェイ・サトリア(35)
1997年2月26日生(26歳)
左投げ右打ち
所属球団:アローズ・オストラヴァ(チェコ)
職業:電気技師
右投げ右打ち
175cm / 76㎏
日本戦での先発投手。スローボールで侍ジャパンの上位打線を3者凡退に打ち取り。史上最高といわれる日本打線を苦しめました。
2021年にはU23ワールドカップのメキシコ戦で勝利投手になる。
今大会の舞台はサトリア選手にとっても大舞台でしたが、堂々として落ち着いてプレーしていました。
ヤン・トメク(8)
所属球団:レーゲンスブルク・レギオネーレ(ドイツ)
1992年1月29日生(31歳)
右投げ右打ち
180cm / 81㎏
フィリップ・チャプカ(14)
所属球団:オーステルハウト・ツインズ(オランダ)
1998年11月4日生(24歳)
右投げ右打ち
188cm / 92㎏
ルカシュ・エルツォリ(63)
所属球団:コトラーカ・プラハ(チェコ)
職業:マーケティング
1996年4月17日生(26歳)
左投げ右打ち
190cm / 91㎏
ミハル・コバラ(1)
所属球団:ジョージア工科大学(アメリカ)
職業:大学生
2003年12月28日生(19歳)
右投げ右打ち
180cm / 81㎏
マレク・ミナサリ(15)
所属球団:テンポ・プラハ(チェコ)
1993年6月28日生(29歳)
職業:不動産会社
右投げ右打ち
203cm / 106㎏
ダニエル・パディサク(23)
所属球団:チャールトン・サザン大学(アメリカ)
職業:大学生
2000年7月2日生(22歳)
右投げ右打ち
193cm / 95㎏
マルティン・シュナイダー(13)
所属球団:スコカニ・オロモウツ(チェコ)
職業:オロモウツ市の消防士
1989年3月4日生(34歳)
右投げ右打ち
188cm / 84㎏
ジェーク・ラビノウィッツ(42)
所属球団:テンポ・プラハ(チェコ)
1987年10月29日生(35歳)
右投げ右打ち
193cm / 100㎏
捕手(背番号)
マルティン・チェルベンカ(55)
所属球団:テンポ・プラハ(チェコ)
職業:ライフスタイル雑誌の広報
1992年8月3日生(30歳)
右投げ右打ち
193cm / 102㎏
ダニエル・バブルシャ(32)
所属球団:ハイデンハイム・ハイデケッフェ(ドイツ)
職業:輸入会社
1991年7月9日生(31歳)
右投げ右打ち
190cm / 83㎏
内野手(背番号)
ウィリー・エスカラ(5)
所属球団:サセックスカウンティー・マイナーズ(アメリカ独立リーグ)
1998年12月11日生(24歳)
右投げ右打ち
180cm / 81㎏
ヤクブ・クビツァ(40)
所属球団:アローズ・オストラヴァ(チェコ)
職業:営業部長
1998年3月13日生(24歳)※大会中に25歳の誕生日!
右投げ左打ち
180cm / 83㎏
ミラン・プロコップ(31)
所属球団:ドラッシュ・ブルノ(チェコ)
2023年2月12日生(20歳)
右投げ右打ち
183cm / 87㎏
エリック・ソガード(9)
所属球団:FA
元メジャーリーガー(メジャー通算815試合出場、551安打)
1986年5月22日生(36歳)
右投げ左打ち
178cm / 81㎏
ヤクブ・ハイトマル(2)
所属球団:ドラッシュ・ブルノ(チェコ)
職業:営業担当兼野球コーチ
1987年6月14日生(35歳)
右投げ右打ち
190cm / 79㎏
ボイテハ・メンシク(77)
所属球団:フロッシ・ブルノ(チェコ)
職業:大学生
1998年5月24日生(24歳)
右投げ右打ち
183cm / 82㎏
フィリップ・スモラ(16)
所属球団:テンポ・プラハ(チェコ)
職業:KPMG社の監査役
1997年10月4日生(25歳)
右投げ左打ち
185cm / 89㎏
ペテル・ジーマ(99)
代表キャプテン
所属球団:イーグルス・プラハ(チェコ)
職業:ファイナンシャルトレーダー
1989年7月28日生(33歳)
右投げ右打ち
183cm / 87㎏
外野手(背番号)
マレク・フルプ(73)
所属球団:ノース・グリーンビル大学(アメリカ)
職業:大学生
1999年1月9日生(24歳)
右投げ右打ち
193cm / 99㎏
ヤクブ・グレプル(30)
所属球団:アローズ・オストラヴァ(チェコ)
職業:大学生
1999年10月14日生(23歳)
右投げ右打ち
193cm / 87㎏
マチェイ・メンシク(33)
所属球団:テクニカ・ブルノ(チェコ)
職業:野球クラブのディレクター
1992年5月11日生(30歳)
右投げ右打ち
188cm / 102㎏
アルノシュト・ドゥボビー(20)
所属球団:ドラッシュ・ブルノ(チェコ)
職業:地理と体育の高校教師
1992年4月1日生(30歳)
右投げ右打ち
180cm / 85㎏
マレク・クレイチリク(97)
所属球団:フロッシ・ブルノ(チェコ)
2001年6月27日生(21歳)
右投げ左打ち
175cm / 74㎏
マルティン・ムジーク
職業:グランドキーパー兼コーチ
1996年4月23日生(26歳)
右投げ右打ち
180cm / 89㎏
監督・コーチ(背番号)
パベル・ハジム(13)
監督
職業:神経科医(個人クリニック)
ジョン・ハッシー(22)
投手コーチ
ダビド・ウィンクラー(17)
三塁コーチ
職業:木工職人
ジョー・トゥルースデール(41)
品質管理コーチ
アレックス・ダーハク(47)
打撃コーチ
マイケル・グリフィン(76)
一塁コーチ
ドゥサン・ランダク(25)
ブルペンコーチ
ダビド・ネベリル
捕手コーチ
【WBC】チェコ代表の今後の日程
2023年3月10日(金)12:00 中国 5 - 8 チェコ
2023年3月11日(土)19:00 日本 10 - 2 チェコ
2023年3月12日(日)12:00 韓国 7 - 3 チェコ
2023年3月13日(月)12:00 チェコ - オーストラリア
現在は1勝2敗と苦しい状況になっていますが、なんとか悔いのない大会にしていただきたいです!
【WBC】チェコの野球がマイナースポーツである歴史
チェコで野球が本格的にプレーされるようになったのは、2度の世界大戦によりアメリカの影響が、この地域にも及ぶようになって以降のことであるという。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/asasatoshi/20230310-00340453
しかし、戦後の国際秩序である冷戦構造は、共産主義、陣営に属したチェコ・スロバキアという国において野球が発展するのを妨げた。
チェコ共和国は、昔『チェコスロバキア』っていう一つの国だったんです。
それが分裂独立となり、現在は、「チェコ」と「スロバキア」という国に別れています。
1970年代になって、冷戦状態が緩和の兆しを見せ始めると、ようやく野球も「春」を迎えることになる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/asasatoshi/20230310-00340453
1979年のオランダへの遠征をきっかけに「西側」との交流が始まり、1989年にはチェコ・スロバキアとして欧州野球連盟に加入する。
冷戦終結後、1993年にスロバキアを分裂独立すると、トップリーグとして「エクストラ・リガ」が創設されるなどさらなる強化が図られることになる。
トップリーグが創設されたからといって、すぐにプロの選手として活動できるわけではないことはみなさんもご存知かと思います。
チェコの選手たちは本業である仕事を持ちながら、国を代表する野球選手としても活動し、やっと2000年頃からプロ契約を結んでアメリカでプロ野球選手として活躍する選手も出始めたところなのです。
これまでにWBCへの予選には出場してきたチェコ代表でしたが、欧州のライバル国に惨敗し続けていました。
それでも諦めること無く、実力をつけて今回初のWBC出場を勝ち取ってきたのです。
もうこれは、映画にでもしてくれ!!(もう映画化されているのかもしれない。)
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