梅雨時期になると、家の中の湿気対策に面倒になることありますよねー。
しかし、家電除湿機を買おうにも、安いものでは無いですし、簡単には手が出ません。
洗濯物も外には干せないし、部屋干しすると余計に室内はジメジメと。。。
「もう梅雨なんて大嫌い!!」
なんて人も多いハズ。
そこで今回は、梅雨時期の湿気対策として、
自宅にあるもので出来る、簡単な湿気取りの方法と、湿気取りの作り方を紹介いたします。
簡単に出来る湿気取りの方法
エアコンや除湿機があれば良いのだが、
そのような機器が家にないときでも、自宅にあるもので除湿できる方法があります。
知っておくだけでも、便利な湿気対策を紹介していきます!
重曹を使った湿気取り
重曹はカビが嫌いな弱アルカリ性になります。
なので、湿気取りとしての効果に合わせてカビ対策や消臭効果も期待できます。
重曹がオススメなのは、弱アルカリ性で強い薬を使っていないので、子どもやペットがいる家庭でも安心して利用することができるところです。
作り方
準備するもの
重曹(食用のもの)、ガラスコップ(タッパーなどでも可)、布orガーゼ、麻紐or紙紐
製作手順
1⃣ガラスコップの中に重曹を入れる。
コップの半分くらいまでは重曹を入れる。
2⃣コップの口に布(又はガーゼ)をかぶせる。
コップの口に布(又はガーゼ)をかぶせて、コップに紐を巻き付けて布が取れないように縛ります。
3⃣完成した重曹の湿気取りを湿気を予防したい場所に置きます。
定期的に中の重曹をかき混ぜることで、吸湿力が持続できます。
※重曹と一緒に、貝殻やビー玉などの飾り付けをしても良いので、インテリア的な楽しみもできます。
※重曹の湿気取りの交換期間は、1~3ヶ月が目安と言われています。湿気を吸収した重曹は固まってしまうので、重曹が固まったときが交換時と考えて良いでしょう。
新聞紙を使った湿気取り
読み終わった古新聞も、湿気取りに使うことができます。
新聞紙は、吸湿性の高い素材なので、下駄箱の靴の下に敷いたり、布団が入った押し入れの下に敷いたりして利用すると、湿気の予防になります。
雨や、長時間履き続けたことで蒸れたりしてしまった靴などの中に、新聞紙をクシャクシャにして入れておくことで、湿気取りや消臭にもなりますよね!
梅雨時や突然の雨などで、洗濯物の部屋干しをする時に、クシャクシャにした新聞紙を丸めて、たくさん置いておくと、室内の湿気を取ることもできます。
※しかし、新聞紙は見た目が良くないのが難点なので、出来れば人目に付かないところに利用する方がよいでしょうね。
※また、湿気を吸った新聞紙をそのままにしておくと、新聞紙から湿気が出てしまうことになり、逆効果になってしまいますので、湿った新聞紙は早めに処分するようにしてください。
シリカゲルを使った湿気取り
お菓子や、海苔などの容器に入っている乾燥剤(シリカゲル)も再利用して湿気取りとして使用することが出来ます。
注意:乾燥剤に使われているものが必ずしもシリカゲルとは限りませんので、必ず素材を確認して使うようにしてください。
一般的に、乾燥剤は3種類に分かれています。
①シリカゲル
透明な袋に青や透明な顆粒が入っている乾燥剤はだいたいシリカゲルです。純度の高い二酸化ケイ素から出来ており、発火などの危険性が低く一般的に用いられることが多いです。
人体に直接的な影響はありませんが、誤って飲み込んでしまうと危険なので、小さなお子さんなどが誤って誤飲しないように配慮が必要です。
シリカゲルは、再利用できることが特徴です。青い顆粒は吸湿すると飽和状態となりピンク色に変色します。
ピンク色のシリカゲルを加熱すると、湿気が飛ぶことで再び青色に戻りますので、また乾燥剤として使用することが出来ます。
※袋から出したシリカゲルをフライパンで熱したり、ドライヤーなどで熱を加えて加熱する方法があります。(念のため、フライパンは調理用とは分けたほうが良いです!100均フライパンで十分OK!!)
②石炭乾燥剤
参加カルシウムと呼ばれる石灰からできています。強いアルカリ性の物質で、湿気を吸収する力が強いのが特徴です。原価が安く、コストもかかりません。
しかし、石炭乾燥剤は水に濡れると発熱する危険があり、火傷をしてしまう恐れがあります。
服や皮膚に付着したり、目や口に入ったりしないように注意が必要なので、取り扱いには十分気をつけなければいけません。
また、吸湿した石灰乾燥剤は、消石灰に変化し、乾燥剤として再利用はできません。
消石灰になると乾燥剤としては再利用できませんが、土に混ぜて入れることで、酸性の土壌を1週間ほどで中性に戻す効果があると言われています。
③脱酸素剤
包装内の酸素を吸着して減らすことで、食品などを湿気から守ってくれる乾燥剤です。
酸化を防ぐことにより、カビ、害虫、油脂の変質を防止することができます。
還元鉄の粉が主な成分で、使い捨てのカイロと同じものになります。
なので、空気に触れることにより、若干の発熱をし
再利用はできませんが、3種類の中では最も乾燥剤としての寿命が長いことが特徴です。
以上のことを踏まえて、
乾燥剤として再利用するには、シリカゲルが向いていることが分かります。
乾燥剤の袋に、成分が書かれている場合は、しっかりと確認するようにしましょう。
加熱したシリカゲルは、容器や布製の袋に詰め替えたりして再利用しましょう。
電源不要で、くり返し使える除湿機がありますが、
こちらは家電製品になりますので、参考までに!ちなみに、我が家はこの商品を重宝しております。
炭を使った湿気取り
炭に除湿効果があることは有名だと思いますが、
炭には小さな穴がたくさん空いているので、その穴で水分を吸ってくれるというもの。
しかし、炭には重さがそれなりにありますので、うまく取り入れるのには工夫も必要になります。
また、炭は触ると黒い粉が手に付いたりしてしまうので、家の中を汚してしまわないように、炭を入れ物に入れたり、布で包んだり、下に敷物を敷くなどしたり注意が必要になります。
ちなみに、炭であればどのようなタイプでも除湿効果は得られますので、
一番はBBQ用の炭などが手に入りやすいと思います。
また、炭の吸湿性は6畳間を除湿するために約10kgの炭が必要と言われています。
なので、10kgをまとめておくと場所を取ってしまうので、小分けにして置くと良いと思います。
炭を再利用する場合
吸水した炭は、穴の中に細かい汚れがついてしまうので、取り除いて再利用する必要があります。
鍋の中に水を入れて、沸騰させたら炭を入れて10~15分ほど煮立たせることで、炭の穴についた汚れを取り除くことができます。
3ヶ月から半年程度で、汚れを取り除き、繰り返し利用することができます。
簡単に出来る湿気取りの心がけ
物や道具を使った湿気取りの方法以外にも、日頃の心がけで湿気を軽減させる方法もあります。
当たり前のことの積み重ねこそ、後々の効果につながることって多いですよね!
換気や拭き取りが大切!
湿気がこもるのを防ぐために、換気をすることも除湿の方法の一つです。
扉や窓を締め切ったままにしておくと、湿気がよりこもる原因になりますので、適度に空気を換気することが大切です。
結露は拭き取る!
結露ができている部分(窓や壁など)を雑巾やタオルで拭き取ってから、換気をすることで効果的です。
※しかし、壁に結露ができるということは、すでにカビが発生していると言われていますので、梅雨の時期にはこまめに壁を拭いたり、結露やカビのつきにくい壁紙に張り替えることも必要ですね。
換気扇をつける!
また、浴室やトイレ、台所などの水回りの換気扇を回して、窓が少ない場所の空気の入れ換えにも注意しましょう。
押し入れやクローゼットを開いた状態で換気扇を回しても、空気の流れを作ることができます。
扇風機やサキュレーターを使う
換気扇から遠い場所や、窓がない部屋では、扇風機やサキュレーターを使って、こもった空気を循環させることで換気になります。
※省エネモードがあれば、その機能を使うことで消費電力を抑えることもできればGood!
まとめ
以上。
梅雨の時期などに、室内の湿気取りに役立つ方法を紹介しました。
ぜひ、自宅であるもので活用してみてください!
工夫やアイデアで、除湿しながらインテリアを楽しむこともできそうです!
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