スーパー戦隊シリーズの第47作品目『王様戦隊キングオージャー』
初回放送後には、世界トレンド1位に入るほどの異次元の注目を浴びております。
その理由は、とにかく番組のスタートからCD表現を使いまくりで、これまでにない世界感の戦隊シリーズとなっているのです。
そのスケールの大きさに、
「予算大丈夫?」のコメントも一緒にトレンド入りするほど!笑
果たして、『王様戦隊キングオージャー』の制作費はいくらかかっているのでしょうか?
【キングオージャー】予算・初回制作費はいくら?
キングオージャーの公式サイトにはこう書いてあります。
本作は、最新技術の撮影方法を駆使して制作されました。ファンタジー世界である五王国については、建物の細部にいたるまですべてを3DCGで制作。LEDウォールやライブ合成などのバーチャルプロダクションを使い、生身の俳優と3DCG背景をリアルタイムに合成するスタイルで撮影されました。
引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/king-ohger/news/0007/
これまでも特撮番組では使用されたことのある技術ですが、ほぼ全編にいたって、ここまでのスケールで使用されたのは初めての試みです!
最新の技術を惜しみなく使用して制作されていることが分かりますよね!
では、その制作費はどのくらいかかっているのでしょうか?
ずばり、『王様戦隊キングオージャー』の第一話の制作費は、
2,760万円以上 かかっていると予測します。
その理由はこうなります。
【キングオージャー】予算・制作費の理由
CGや3DCGの制作費用は相場が「1分あたり120万円程度から」と、言われています。
制作する内容や、業者によって価格に差はありますが、
制作費の最低ラインでもかなりの金額がかかっていますよね!
キングオージャーの第一話において、CMを省く本編時間が約23分間の放送時間でした。
制作費用の最低ラインで見積もっても、
120(万円) × 23(分) = 2,760(万円)
一番安く見積もっても2,760万円の制作費がかかっていることが分かります。
しかしこれは、あくまでも外注化した場合の金額になります。
スーパー戦隊シリーズを放送している、テレビ朝日にはCGクリエイターもデザイナーもいますし、CGの映像制作にはほとんどが自社で済みそうな印象です。
ちなみにCG制作には、3つの制作工程があります。
①モデリング
モデリングは、3DCGを制作するには、まずキャラクターや建造物などの対象となるものを3D(3次元)で作る作業のことです。
専用のソフトウェアを使用して造形物を制作することになります。
CGの制作の中心になる工程であり、たくさんの時間が必要になります。モデリング費用としては、その制作にかかる人件費がほとんどになります。
そのCGに動作を追加したい場合は、その分のアニメーションにかかる費用も出てくるため、よりたくさんの費用がかかることになります。
相場的には、
人物(人型)のキャラクターでは、5~100万円程度
人型以外(家具や背景など)になると、数千円~50万円程度
が相場になります。
②レンダリング
レンダリングは、モデリングしたCGを静止画や動画の形式に出力する作業のことです。
レンダリングでは高性能の専用マシンを稼働して制作されます。その高性能のマシンが100万円を超えるものになりますので、レンダリング費用としてはマシンの利用料金がほとんどとなります。
③レタッチ
レタッチは、レンダリングで出力したデータを手直す工程のことです。
レンダリングされたデータだけでは、対象物の質感や不自然さができてしまうケースが多いために、これらを細かくチェックして修正していきます。
CG動画を完成させる工程全般がレタッチとなりますので、レタッチ費用としては、クリエイターの人件費となります。
【キングオージャー】予算・制作費が一番かかっていそうなところは?
キングオージャーの初回放送では、ありとあらゆるものがCGで作られており、出演している俳優さんと衣装以外はほぼCGだったような印象でした。
5人の戦隊メンバーが全員一国の王様という設定というだけあって、そのそれぞれの国の特徴的な表現や王宮も、すごい数の国民も、空を飛ぶ飛行物も、全てがCGでした。
その中で、一番費用がかかっていそうなものは、なんといってもこれでしょう!
キングオージャーロボです!
今回のヒーローのモチーフが昆虫になっており、ただでさえ複雑な構造をしています。
そんな昆虫が複数個体合体して出来上がる大型ロボは、スケールからも動きからも、制作するのにかなりの時間も費用もかかることと思われます。
まあ戦隊モノの大トリであるロボの存在は、外せませんし、一番の見せ場ですから、なによりも力を入れて制作しなくてはいけませんよね!
【キングオージャー】第一話の制作費は?
以上のことから加味して、
最低でも2,760万円の制作費がかかっているであろうキングオージャーの第一話でしたが、
あの豪華な王宮や大衆、そして複雑な昆虫ベースの変身シーンや巨大ロボの演出を見て、モデリングとレンダリングだけでもかなりの手間と労力がかかっていそうです。
なので、制作費の最低ラインでは収まっているとは思えません。
細かい金額は、今回は算出できませんでしたが、およそ3,000万円以上はかかっていそうです。
ちなみに
平成の時代にも数々の進化を遂げてきた仮面ライダーシリーズですが、30分の制作費で1,500万円以上と言われています。
時代は平成から令和へと変わり、特撮の制作費もかなり高額になってきていますね!
【キングオージャー】予算・初回制作費まとめ
以上。
初回放送から大人気となった、新スーパー戦隊ヒーロー『王様戦隊キングオージャー』の制作費用について調査していきました。
初回放送の3DCGの制作費用だけでも2,760万円以上なので、
番組予算はかなりの額になっていることと思われますが、さらに詳しい情報が分かり次第、追記していきます。
ご拝読、ありがとうございました。
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