100円ショップのダイソーは商標法違反疑いで書類送検とのニュースが話題になっています。
その内容は、
イタリアの高級ブランド「FENDI(フェンディ)」と同じアルファベットの入った「はぎれ」を販売していた。
というもの。
まさか、フェンディが100円で買えるはずもないし、あのダイソーがパクリ商品を売るとも考えづらい。
果たして、ダイソーで売られていたフェンディの「はぎれ」は本物だったのでしょうか?
【ダイソー】FENDIのはぎれは本物?
まず話題になっているダイソーで売られていたFENDIの「はぎれ」がこちらです。
「FENDI」のアルファベットや、代表的なロゴである「ダブルエフ」も施されていることが分かります。
ポリエステルとレーヨンでできた90センチの生地。
このダイソー商品「はぎれ」として売られていたものは、本物のFENDIだったのでしょうか?それとも偽物・パクリ商品だったのでしょうか?
その答えは、
「限りなく本物に近い品質の非正規品」
つまりは、FENDI商品ではありませんが、品質はFENDIのそれと同格のもので、100円以上の価値のあるものでした。
その理由について解説していきます。
【ダイソー】FENDIのはぎれの仕入元
このFENDIのはぎれは、
FENDIの正規ライセンスを持っていた業者が傘を製造するために作られた生地であることが判明、しかし、FENDIによる検品によって弾かれてしまった為、
FENDIの傘として日の目を見ること無く余ってしまったものでした。
それで、生地を製造していた業者が倒産してしまったために、残っていた生地が出回ってしまっていたということです。
ダイソーが商品を仕入れた業者の入手方法などは不明ですが、ダイソー側も関わりのある業者からは「大丈夫です」と言われていたので、細かい確認はせずに販売をしてしまったようです。
つまりは、FENDIの商品では無かったですが、FENDIの品質をもった生地であったことが分かります。
価値の高い生地であったことは分かりましたが、もちろん他者が無許可で販売してはいけなかったものになります。
しかし、ダイソーほどの大手が商品の取り扱いについて少し、確認が余った印象を持ってしまいますよね。
話題の「はぎれ」は、2022年の7月~8月にかけて東京都内(北区)と神奈川県内(川崎市)の店舗で売り出していたようなので、この生地を格安で入手している人も多いはず。
傘に使われる予定だった生地なので、水はけもよく、衣類や、バッグなど仕立て方次第ではどのようなものにも品質の良いものが仕上がっていることでしょう。
しかし、今回の一連の事柄には、不可解な点もあるようです。
【ダイソー】FENDIのはぎれ販売で不可解なこと
今回のダイソーの商標法違反の疑いですが、すでに「書類送検」となっており刑事事件となっているようですが、ここまでに問題が発展するまでには、このはぎれの生地が「故意で売られていた」という事実が必要であるようなのです。
つまりは、ダイソー側が「本物と知っていてわざと販売していた」ということになります。
しかし、ダイソー側も仕入れ担当していた職員も、FENDIのロゴが本物であると知らずに販売してしまったことを主張しています。
なので、違法の認知が無かったのであれば、「書類送検」までの処置には至らなかったというのです。
何かしら、ダイソー社内での問題があるのか、仕入先の業者に何かしらの背景があるのかは分かりませんが、この事件にはまだ何かしらの闇が隠れていそうです。
【ダイソー】FENDIのはぎれ・まとめ
以上。
100円ショップのダイソーにてFENDIのロゴが入った「はぎれ」が販売されていたニュースでの内容について、
FENDIの生地は本物なのかどうかについて調査していきました。
結論、『限りなく本物に近い品質の非正規品』であることが分かりました。
まさ不可解な点もありますので、詳細が分かり次第更新していきます。
ご拝読ありがとうございました。
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