いよいよ明日に迫ったRIZIN33(さいたまスーパーアリーナ)。
那須川天心選手との対戦を期待されていた ムエタイの吉成名高選手とのスパーリングの様子を魔娑斗さんがご自身のYou Tubeに投稿した。
当初、一年前から 那須川天心選手との対戦をオファーされ、 大晦日での調整にも勧めてきていたようだが、 実際には吉成選手が天心選手との試合を断ったような雰囲気でこの対戦は消滅することになった。
当然、このカードの調整を進めてきたRIZIN創始者の榊原さんは、会見で吉成選手に対して、苛立ちを隠せない様子でしたが。。。
魔娑斗さんが吉成選手を救う
魔娑斗さんは、ご自身のYou Tubeで吉成選手と対談し、スパーリングを通して、吉成選手のその強さを公言しています。
ご自身もキックボクシンを通して、世界を観てきた大物だけに、吉成選手のバックボーンに対する理解も深く、魔娑斗さんだからこその説得力があります。
吉成選手のムエタイの選手、首相撲や肘ありルールの中で、タイを主戦場に活躍している。
ムエタイとキックボクシングは似ているようで、全く違う競技、その違いを魔裟斗さんがご自身で体現しながら、解説をしております。
スパーリングを通しては、RIZINでのことには触れておりませんが、吉成選手の人となりについては、充分伝わる動画になっております。
スパーリングとなると、 吉成選手は普段の柔らかい印象とは打って変わって。
本場のムエタイ選手のキレのあるパンチや蹴りや肘打ちを見せ、その能力の高さを感じさせます。
何よりも、吉成選手は。 まだ20歳ながら、格闘技経験が豊富、主戦国のタイでも2つのリングでチャンピオンになっておりますが、それまでの苦悩の日々の話しておりますので。
天心戦から
『逃げたわけではない』
ことが伝わってきます。
魔娑斗さんの優しさ
この動画の最後で、魔裟斗さんは。
吉成選手の胸の内を代弁したように話してくれます。
ムエタイにとっては、体重差はとても大きなハンディキャップ。 1,2kg違うだけでも相当なハンディが生まれてしまうし、その分戦うリスクも大きくなる。
なおかつ、吉成選手にもムエタイチャンピオンとしてのプライドもある。 その中で、天心選手と適正体重が合わないのであれば、試合において公平性が無くなってしまう。
なので、吉成選手は、今回の天心戦のオファーを見送った。
と、魔裟斗さんはお話していますが。 本当にそうなのだろうと思います。
それだけ、吉成選手は吉成選手なりに純粋にムエタイのチャンピオンとしてのプライドと自覚を持ってRIZINでの試合をしていることに気付かされます。
エンターテイメント性よりも、競技性を重視しているということでしょう。
まとめ
まあ、記者会見時の榊原さんのお気持ちも分からないでは無いですね。
ただでさえ、色んな対戦カードの調整をしながら、 コロナの影響も多大なるところで、 イベント調整をして、出場選手達全員のストーリーも背景も考えながらのプロデュースですから。
多忙に多忙を極める中で、一年前から準備してきたことが。土壇場で覆されたようなことがあれば、それは裏切られたような気持ちになるのも仕方ないですよね。
お疲れの中、記者から質問攻めにされて、真摯な対応を貫くのにも、相当な精神力が無いと無理ですもん。
でも、その後の特別番組に出演された際は、落ち着きを取り戻し。吉成選手に対して、謝罪をし、きちんと試合に向けての話し合いの仕方が足りなかったのかもしれないと。ご自身の反省も述べておりました。
今後もRIZINでの吉成選手の活躍の場は、用意してもらえそうですが。
自らの選手としての価値を貫いた吉成選手の選択も、素晴らしいのではないでしょうか。
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